御伝鈔 現代語訳

御伝鈔の説明

『 本願寺聖人伝絵(ね) 』
・永仁(えいにん)三年(一二九五)に、本願寺第三世 覚如上人が、親鸞聖人のご生涯を絵と詞(ことば)でまとめた絵巻物「本願寺聖人伝絵(ね)」を作る。
・建武(けんむ)三年(一三三六)の戦火(鎌倉幕府に対する足利(あしかが)尊氏(たかうじ)の反乱)により、本願寺と共に焼失。
・康永(こうえい)二年(一三四三)に書き直され、その際に、多くの方に「親鸞聖人のご生涯」にふれていただけるよう、詞(ことば)(御伝鈔(ごでんしょう))と絵(御絵伝(ごえでん))に分けた。

報恩講には、内陣向かって左余間に、御絵伝を掛け、御伝鈔を拝読し、「親鸞聖人のご恩徳」を、改めて偲んだ。

聖運寺蔵『親鸞聖人御絵伝』第一の巻

聖運寺蔵『親鸞聖人御絵伝』第二の巻

聖運寺蔵『親鸞聖人御絵伝』第三の巻

聖運寺蔵『親鸞聖人御絵伝』第四の巻


「御伝鈔」に対する吉江の違和感

「阿弥陀如来が人として生まれられたのが、親鸞聖人」ということを
強くいう場面がある。
吉江的には、「親鸞聖人は、お浄土を目指して歩まれた一切の衆生(しゅじょう)の代表」という思いがあり、ちょっと違和感を覚える場面がある。


 ↓ 何かのお役に立てれば、幸いです。


『親鸞聖人伝絵-御伝鈔に学ぶ-』東本願寺出版部より